年齢と共に髪が痩せて細くなった、量も減って分け目が目立ってきた、
ふんわりスタイリングしてもすぐにぺたんこになってしまう。
このような髪の悩みをかかえる50代女性は多いと思います。
なぜ年齢を重ねると、髪のボリュームがなくなってしまうのでしょうか?
髪のボリュームがなくなる原因
加齢でヘアサイクルが変わる
私達の髪は、永遠に伸び続けるのではなく、生まれてきては抜け落ちる、
を繰り返しています。それが『ヘアサイクル』です。
このヘアサイクルは、「成長期」「退行期」「休止期」があり、
髪は4~6年かけて抜け落ちます。
ですが、加齢が原因で「成長期」が短くなり、その結果、太くハリのある髪が育たないうちに生えてきます。
それだけでなく、毛根から3本生えていた毛も1本になったりと、
本数も減るので、ボリュームのない髪になってしまいます。
女性は閉経を挟んだ前後5年、約45歳~55歳に更年期を迎えます。
女性ホルモンが激減するのですが、この女性ホルモンが髪の成長を促しているので、
女性ホルモンの激減がボリュームが減る原因ともなっています。
加齢や女性ホルモンの減少が原因だとはいえ、すぐに改善は難しいところです。
そこで、簡単に始められる方法をご紹介したいと思います。
50代女性のヘアスタイル
髪型はショートですか?ロングですか?
おすすめの長さは、ショート~ミディアムです。
なぜなら、髪が長いと重みで引っ張られ、どうしてもぺたんこになってしまうからです。
ポイントはトップの長さと前髪
トップが長いとどうしてもトップ~サイドにボリュームが出ませんので、
のっぺりしてしまいます。
トップの長さはリップライン、せいぜいあごラインまでにしておくと、
スタイリングでふんわりボリュームが出せます。
そして前髪。
とにかく前髪は量を多く、奥から持ってくるようにカットしてもらいましょう。
そして決して分け目をぱっくり作らないようにします。
これだけで若々しく見え、かなり違いが出てきますよ。
シャンプーの選び方
更年期になると、頭皮がべたつきませんか?
ホットフラッシュやのぼせなど、自立神経の乱れから脂の分泌が多くなることがあります。
頭皮がべたつき傾向にある方は、ボリュームのない痩せた毛に、
保湿剤が多く入ったシャンプーの使用は、重くべたつき、ボリュームダウンの原因になります。
特に脂分泌の多い頭頂部はしっかり洗いましょう。
ここがべたついていると、ふんわりとはなりません。
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こちらの記事に詳しく書いています。
それと、更年期は肌も頭皮も敏感に傾きます。
そのような方は、美容成分や保湿剤がたっぷり配合されたシャンプーよりも、
頭皮に優しい低刺激のシャンプーの方が、頭皮にもボリュームをアップさせるのにも向いているでしょう。
ドライヤーのかけ方次第で変わる
タオルドライのタオル
ドライヤーのかけ方の前に、タオルはどんなものを使っていますか?
普通の綿のタオルでしょうか?
ぜひ使って貰いたいのが、マイクロファイバーで出来た速乾タオルです。
水分の吸収がとても良く、ドライヤーをかける時間がかなり短縮されるので、
熱による髪の痛みの軽減になります。
最初にかける場所とかける方向が重要
ドライヤーをかける順番というか、最初にかける場所は前髪です。
絶対ここからかけていきましょう。
まず前髪をいつも分けている方向と反対に分けます。
8:2~9:1くらいにざっくり分け乾かします。前髪を横から立ち上げる要領です。
前髪をつむじから全部前へ
続いて、前髪をつむじから前へ分け目を作らず降ろし、奥から前へかけます。
乾いたら、いつも分けている方へ分けても大丈夫です。
ここが重要ポイントです!
髪の根元を下からドライヤーをかけ乾かしていきます。
要は髪の流れと反対にかけていくということですね。
片手で持ちあげたり、反対側にかき分けておいて、乾かしていきます。
そうすることで根元が立ち上がり、ボリュームが出ますよ。
後ろの襟足は上からかけてくださいね。浮いてしまいますので。
私は耳の上の髪も、上からかけてます。ここは好みですね。