50歳前後がピーク!数字で見る『乳がん』罹患率や生存率と年1回の検診のすすめ

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乳がん検診 エコー

元プロレスラーでタレントの北斗晶さんが罹患したことで
連日ニュースになっている“乳がん”を数字で見てみたいと思います。

乳がんの罹患数と罹患率

乳がんの罹患数は増加の一途を辿っており、現在は年間7万人もの女性が乳がんに罹患しています。
死亡数も2013年には13,000人を超えました。

罹患率は、12人に1人と言われています。(2015年現在)
数年前までは20人に1人でしたのに、あれよあれよと言うまに増えて行きました。
今や決して他人事ではなく、いつ罹患してもおかしくありません。

乳がんに罹りやすい年代は?

胃がん、肺がん、大腸がんは年齢が高くなると共に増える為、
老化減少とも言えますが、乳がんは女性ホルモンの影響を受けることが多い為、
比較的若い年代でも罹ります。

年代で言うと、乳がんの罹患は20代からでも見られますが、
40代後半~50代前半がピークです。

乳がん発症のリスク

女性ホルモンのエストロゲンが、乳がんの発症と増殖に重要な働きをしている為、
生涯でエストロゲンにさらされる時期が長いほど、発症のリスクが高まります。

このことから、初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、初産年齢が遅い、
出産歴がない、授乳歴がないなどがリスク要因となります。

その他のリスク要因で確実と言われているのが、アルコールと高脂肪食です。
高脂肪食とは、肉、乳製品、菓子などで、食の欧米化も原因と言われています。

早期発見・早期治療する為にも定期的に検診を

乳がんは日本人女性が一番多く罹患するがんであるのに、死亡数は第5位と比較的に治りやすい病気です。

その5年生存率は、ステージⅠ=95%、ステージⅡ=88%、ステージⅢa=76%
ステージⅢb=66%となっていて、早期で90%以上治ります。
(※がんの性質によるので、この限りではありません)

この為、早期発見・早期治療が重要となってきます。

乳がん検診は年1回 マンモグラフィーとエコーの併用を

乳がんの検診は2年に1回を推奨しているサイトがいくつかありました。
それでは不十分です。北斗さんのように見つけにくい場所にがんが出来た時、
見逃されることがあるからです。
それにしこりが見つかって細胞診をして、それが間違って良性と出ることがあるんです。
たまたま良性のところを採っていた場合ですね。
もしそうだとして、次に受けるのが2年後だったら?
そう考えたら・・・絶対1年に1回すべきです。

その場合、マンモグラフィーとエコー、両方で検査して貰ってください。

たまに若いうちはエコーのみでいいという病院があります。
それは若いと乳腺が発達していて、全体に白く写ってしまいがんを発見しづらいからという理由からです。
私も33歳から受けていて、30代の間は医者にそう言われましたが、マンモグラフィとエコー両方をずっと受けていました。

と言うのも、マンモグラフィーはしこりを形成しない石灰化のがんの発見に、
エコーはしこりやその他の病変の発見にと、得意とする点が違うからです。
これ+触診ですね。

触診と言えば、乳がんは自分でも発見出来るがんです。
ですが、残念ながらしこりが小さいうちはなかなか自分では見つけにくいのが現状です。
それにしこりを形成しない乳がんでは、自己検診で見つけようにも無理ですものね。

ですので、月1回の自己検診と、年1回の乳腺外科でのマンモグラフィーとエコーでの検診が必須となります。
間違っても婦人科で受けないでくださいね。

乳がん検診は乳腺外科です。
自分の命は自分で守りましょう。

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